クスコの由来【ペルー神話】

【追悼】いとしのわんこハウンドゥン

japotina
japotina

オラ!ペルー在住の japotina(@UnaJapotina)です。

2020年8月28日
夫の家族が飼っていた、かわいいかわいいわんこが永眠しました。

享年7でした。

あまりにも早い死でみんなショックを受けています。

名前はハウンドゥン。
黒いラブラドール・レトリバー。

家族の一員

名前は、ポケモンのこのキャラから名前をとったそうです。
スペイン語版ではHoundourという名前。

houndoom-pokemon
ポケモンGOより

ちなみに今調べたら、日本語名は『デルビル』だそう。

ぜんぜんちがうがなw


もともとアレルギー体質で体が弱かったハウンドゥン。

とくに皮膚が弱く、よく毛が抜けてしまったり、かゆがったりしていました。

それでも夫家族のラティーノな大きな愛に囲まれて、食いしん坊で甘えん坊でとても優しい子に育ちました。

とにかく食いしん坊で、5才になったくらいの頃から、冷蔵庫を自力で開けて、中のものをひたすら食べてしまったりしていました。

そのため、出かける際は冷蔵庫の前に重い洗濯カゴを置いて防備したりと、家族とほのぼのした攻防戦を繰り広げていました。

甘えん坊で人懐っこい性格はみんなに愛されて、夫のいとこの子どもは大型犬にも関わらずやさしいハウンドゥンのおかげで犬嫌いを克服できたそうです。

その後、すっかりワンちゃん大好きになった一人っ子のその子は、ずっと犬を熱望していて、去年のクリスマスにサプライズでお父さんから犬をもらって涙して喜んでいました。

それもこれもハウンドゥンがいたから。


japotina がペルーに来て間もないころ、

まだスペイン語ができないため、人間とは会話できなくてパーティーなどではずっとハウンドゥンに相手してもらっていました。

いっしょに遊んだり、なでてあげたり。

また、他の人とまともに会話できないしパーティーがつまらなくなって、隣の部屋で一人でゴロゴロしていると、

トテトテとやってきて、ドカッとベッドに乗って、いっしょに昼寝や夕寝したり。

とにかく japotina もたくさんたくさん救われ癒されていました。

夫と旅行にいった際には、ハウンドゥンのおみやげをどれにするか毎回夫と協議して、えりすぐりを買って帰ると、ものすごくよろこんでくれました。

そんなハウンドゥンがいなくなって、

正直まだまだ悲しいです。

気がゆるむと突然涙が出てきます。

japotina がペルーに来たときにはハウンドゥンがいて。

ハウンドゥンがいないペルー生活ははじめてです。

いつも夫の家族のうちに着くと、尻尾ふって玄関でお出迎えしてくれて。

 japotina が慣れないペルー生活に落ち込んでいる日でも変わらず甘えてきてくれて。

japotina なら何かおこぼれくれるかもと(なめられてるw)食事中に隣でいい子にお座りしながらよだれをダラダラ流したり、
(夫いわく、わざとよだれを出しているらしい?!)

とてーもくさいおならをして恥ずかしがったり、

いっしょにお散歩したり。

japotina が飼っていたわけではないし、いっしょに暮らしていたわけではないのですが、犬を飼ったことない japotina にとってこんなに長くいっしょに過ごしたのは、

ハウンドゥンがはじめてでした。


正直、

ハウンドゥンの死期を早めたのは新型コロナウィルスの影響が否めません。

ペルーは3月16日から厳戒なロックダウンになり、外出禁止になりました。

【脅威!新型コロナウィルス】厳戒なロックダウン中のペルーより

犬の散歩のための外出は認められていたものの、自宅近辺でトイレのみと明確にルールが決められました。

当時は警察や軍隊が街中をきびしく取り締まっていたので、散歩らしい散歩はできずに、あくまでトイレのみの外出でした。

普段は室内で過ごす大型犬のハウンドゥンにとっては、外で自由に駆けまわれないのがストレスだったみたいです。

しかも、いつも人がたくさん出入りする家に、ある日を境にピタッと訪問客がいなくなり・・

混乱したことでしょう。

ストレスで免疫力が下がり、もともとのアレルギーや体の弱さが顕著になり、どんどん弱っていってしまいました。

夫の家族はその間も、ロックダウンにも関わらず、見てくれる動物病院をさがして、ハウンドゥンを連れていったりとできうる限りのことをしました。

ただ、薬をのんでもまったく効かないので、別の動物病院に連れていったら、別の病名を言われたり。

そして、薬を変えてもまったく良くならなくて・・

最期は本当につらそうでした。

7月になり、やっとロックダウンの制限が段階的に解除されはじめ、夫と japotina もハウンドゥンの様子を見に行くことができましたが、すでに3月のロックダウン前に会ったときとは別の犬のようでした。

とても弱っていて、歩く気力もなく、ただただ丸まってふるえていました。

皮膚病も深刻で、見てるのもつらかったです。

夫の家族も体をきれいにしてあげて処方されたクリームを塗ってあげたり、工夫して薬をのませてあげたり、食事にすごく気をつかっていました。

できうる限りのことはしました。

それでも良くならず、最期は何も食べられず、動けなくなってしまいました。

人間よりも犬が好きな夫は、大変ショックを受けていました。

もう最期と連絡を受け、ショックでボーッとする夫を支えながら japotina たちも最期の挨拶をしに動物病院にかけつけました。

最期に会ったハウンドゥンはとても弱っていて、見てるのもつらかったけど、

どれだけ強くて美しい犬か一生懸命伝えてあげました。

そしてたくさんたくさん感謝の言葉を伝えました。

たくさん名前を呼んであげました。

最期とても苦しんでしまったハウンドゥンだからこそ、今は苦しみからも解放されて、天国でツヤツヤの毛をなびかせながら好きなだけ走りまわって、好きなものをお腹いっぱい食べていることでしょう!

そう思うと気持ちがすこし落ちつきます。


ペルーはまだまだ新型コロナウィルスの感染が落ち着かず、いったんは解除された日曜終日外出禁止が再開しています。

このウィルスさえなければ・・

こう思うひとたちがどれだけ世界中にいることでしょう。

本当にすごい時代になってしまいました。

とにかく、みなさんも体調第一に、無理せず、元気に引きこもりがちにお過ごしください。

おかげさまで、japotina たちは悲しみつつも、体は元気に、引きこもっています。

どうかみなさまお元気で。

  ¡chao!

いとしのハウンドゥン
後記

ほんとは、この記事を公開するか悩みました。

ただ、ハウンドゥンの存在を公に残しておきたかったことと、私にとってこうして文字にすることでやりきれない思いを昇華できる気がしました。

このブログやYouTubeビデオにも度々登場し、私たちのアイドルでした。

ありがとう、ハウンドゥン。どうかやすらかに休んでね。

2016年3月初対面
ペルー初訪問時

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です