【ジャングル旅５】現地住人にインタビュー！「強い人ほど優しい」は本当だった

オラ！ペルー在住のjapotina（@UnaJapotina）です。

さて、これまでのジャングル旅シリーズでいくども大活躍いただいた現地ガイドのマヌエルさん！

せっかくなので、マヌエルさんと４日間ともに生活して聞いたことをインタビュー形式にまとめてみました。

マヌエルさんのジャングルに対する思いや、これまでの一番怖かった経験など、色々聞き出しましたよ😤

マヌエルさんご紹介

マヌエルさんに関する簡単なご紹介

マヌエルです。

Mucho gusto（ムーチョ・グスト／よろしくお願いします）

Igualmente（イグアルメンテ／こちらこそ）

マヌエルさんは、japotinaたちが滞在したロッジでガイドとして働いています。

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ずっとこのロッジで働いているのですか？

そうだね、このロッジはここの集落の一族で運営していて、みんなで作り、４年前に完成した自慢のロッジさ。

ロッジの全貌

大きなロッジですが、みんなで作ったというと、これ全部手作りなんですか？

そうだよ、材木からすべて自分たちで集めてきたのさ

（す、すご・・）

japotinaがずっと聞きたかったコト

さていきなしですが、ずっと聞きたかったコトがあったんです。

なんでもどうぞ。

わたしは虫除けを塗りまくってもジャングルの強力の蚊に刺され、大きくハレてしまい、かなりかゆくてまいっています（その後１週間継続）。マヌエルさんは虫除け塗っていないですよね！？蚊には刺されないんですか？大丈夫なんですか？

あぁー・・蚊は、ここを訪れる人みんな大変そうだよね。ボクは虫除け持っていないし、刺されるけど、特になんにもならないんだよね。

え！？なんにもならない、というと？

かゆくもならないし、ハレもしない。なにも感じないのさ。

そ、そんな・・

ジャングルの方々はみんなそうなんですか？

んー？そうなんじゃないかな。みんな平気さ。

（す、すごい・・異次元だ）

生まれたときからみんな平気なんですか？

いや、赤ちゃんはさすがに虫に刺されないように大人たちが見張ってるよ

ほぅ・・（成長段階で免疫ができてくるのかな？き、気になる・・！）

ジャングルの赤ちゃん。
ハンモックでゆらゆらお昼寝

マヌエルさんが暮らす集落

ところで、マヌエルさんはここの集落で生まれ、育ったんですよね？

そうさ

 集落にあるココナッツの木

この集落には何人が暮らしているんですか？

今は・・最近ちょうど370人になったところだね。

370人、全員知っているんですか？

もちろんだよ！新しい子どもが生まれるとみんなでお祝いしにいくんだ。全員みんなのこと知っているよ。

おぉ！（いかにも集落ってかんじ！）家では何語で話すのですか？スペイン語はやはり学校で教わったのですか？

そうだね、スペイン語は学校で習ったんだ。ジャングルの各集落にはそれぞれ独自の言語があって、ボクらも独自言語で話すことが多いね。

どうりでときどきガイドさん同士の会話がわからないわけですw

ちなみに、今と昔でこの集落ってずいぶん変わりました？

うん、ずいぶん変わったよ。今はみんな「仕事」がある。昔は仕事というものがないからお金もなく、大人たちは子どもたちのために一日中ずっと忙しくしていたよ。狩りにいったりフルーツや野菜を収穫したり・・。あとは着るものを作ったりと忙しかったね。

なるほど・・当時と今、どっちが好きですか？

もちろん今さ。今は仕事の間は「働く」けど、それ以外は家族とゆっくりする時間がある。それにフルーツや野菜も近くの街から買ってこれるしね。まぁでも、冷蔵庫はないから長期保存はできないけどね、ハハ。

そうか、電気・・ないですもんね、ここ。でも、わたしはこの集落が好きですよ。料理も毎日新鮮でとってもおいしい！

ありがとう😊

ちなみに、ここの集落、たくさんのニワトリが放し飼いでいますが、ニワトリが勝手にあちらこちらいってしまって近所のニワトリとごっちゃになりませんか？どうやって区別するんですか？もしかして集落のみなさんで共同管理してるとか！？

いたるところで放し飼いのニワトリ

・・（びっくりした様子）

見れば自分のニワトリわかるよね？キミは自分のニワトリがわからないの・・？

・・。

人生で一番こわかった経験

ところでマヌエルさん、ここで本題ですが、このジャングルでもっとも危険な動物はなんですか？昨夜みたワニですか？

いや、そりゃもちろんアナコンダさ

あ、ア、アナコンダ・・！

（イメージ）

そうさ、アナコンダは最大で12mくらいに成長する。人を見つけると体をグルグルに巻きつけてきて、人間の骨は砕け、圧迫死するんだ。

ひっ😱実際に、ア、アナコンダを見たことあるんですか？

もちろん何度もあるさ（さらり）

・・😱

ちなみに、これまでで一番こわかった経験は？

アナコンダに襲われたときかな。ジャングルの奥で野宿しながら、このロッジを作るために必要な材木をみんなで集めていたんだ。６年前くらいかな。ジャングルの奥では必ず男ふたり組で行動するのだが、ボクが少しパートナーと離れた瞬間にアナコンダがやってきたよ。

えぇ！それでそれで？

幸い、すぐに気づけたし、パートナーもやってきたからアナコンダが巻きついてくる前に逃げれたよ。でもアナコンダの尻尾で背中を強打され、２週間ほど動けなかった。

２週間・・！それはこわかったですね・・でも大事にいたらなくて、ほんとうによかったです。

そうだね、ボクはラッキーだった。集落の若者で、やはりジャングルの奥で材木を集めている最中にひとりで行動してしまって、アナコンダに巻きつかれてしまったヤツがいたんだ。でも、ジャングルに住む我々はアナコンダの対処法を知っているから、それで対応し、アナコンダが一瞬ひるんだすきに逃げ出せたんだ。ただ、あばら骨が折れていてあざだらけだったよ。すぐにボートで街の病院へ送ったさ。

・・。い、いまではその方は元気にされているんですか？

あぁ、元気いっぱいさ！

ほっ。

ちなみに、そのアナコンダ対処法とは・・？わたしには必要ないと願いつつ・・

ハハ、知りたいのか。アナコンダの対処法とは、アナコンダに巻きつかれたらどこでもいいから思いっきり噛むことさ。そうするとアナコンダはおどろき、一瞬だけひるむから、そのすきに逃げるんだよ。

か、噛む！？（自分の歯が先に折れそうだ・・）もしアナコンダに襲われたら全力で噛みます・・

ハハ。他にもカイマンワニに襲われた若者は腕をまるまる一本噛みちぎられたよ。でも、いまは片腕で元気さ！

ひー😱ジャングルでは常に危険と隣り合わせで生きてるんですね。そりゃアナコンダやカイマンワニと比べたら蚊なんて大したことないですね・・

ところで、アナコンダらがいるジャングルの奥へは女性も行くのですか？

集落の女性とjapotina

女性は行かないさ。女性は集落の周辺のジャングルだけ。やはりいざという時に逃げるスピードと体力が必要だからね。ジャングルの奥へは男たちだけで挑むよ。

そうなんですね。

「強い人ほど優しい」は本当だった

いやぁ、それにしてもここのロッジに滞在できてほんとうによかったです！料理もおいしいし、ツアーも最高だし、一生の思い出になりました。また来たいです。

おぉ、いつでも待ってるよ😊

ありがとうございます。

・・それにしても暑いですね😅（気温約32℃）

えぇ、暑いのかい！？いまは、雨季だから涼しい季節なんだよ？？乾期はもっとムシ暑いさ！

え・・じゃあ、マヌエルさんはいまは暑くないのですか？

うん、暑くないね、涼しく感じるよ。

す、すごい・・。蚊といい、木登り力といい、マヌエルさんたちはとてもたくましいですね。わたしたちがいかに軟弱で弱い存在か身にしみました・・w

ハハ、いや、そんなことないさ。みんな育った環境が得意なだけで、きっとボクらがキミたちのところへいったら寒すぎてやってられないさ！得手不得手なだけで、みんな一緒さ！

・・（や、やさしい😂）

（でも、わたしは寒いのも暑いのと同じくらい苦手だし、いま住んでいるリマは最低15℃で大して寒くならないからな・・。15℃くらいならマヌエルさんへっちゃらそう・・。さすがに東京の冬はマイるかもしれないけど、わたしも東京の冬はほんとうに苦手だし・・ブツブツ）

どう考えても明らかにマヌエルさんの方が人間として生命力高いし強いのですが、こんな弱っちぃ日本人のわたしまで「みんな一緒」とさらりと言うマヌエルさんの笑顔がとてもまぶしかったです。

「強い人ほど弱い人にもやさしい」というのは、ほんとうでした。

野生のサルとたわむれるマヌエルさん

マヌエルさん、ありがとうございました。Gracias（グラシアス）！

De nada（デ・ナーダ／どういたしまして）

　　¡chao!

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