
引き続き、ブックレビューいっちゃいます!
以前読んで、紹介したいなぁ〜と思っていたので。
今回はやっぱり実用書から。
博報堂ブランド・イノベーションデザイン局の
『博報堂のすごい打ち合わせ』
この本は、前面に著者名ではなく博報堂の部局名が出ていますが、巻末にこの本を書かれた著者名が記されています。
本書の著者である岡田庄生氏は、実は、japotinaの知り合いで、一緒にボランティアプロジェクトをまわしたことが、ある方なんです!
まぁ、もちろん知り合いなので応援したい気持ちもあり購入しましたが、それ以前に、岡田さんはファシリテーション力がずば抜けて高い!んです。
実は、岡田さんが担っていたリーダーポジションを引き継ぎ、次にプロジェクトを運営していたのがjapotinaになるのですが、岡田さんは同じメンバーをいとも簡単そうにまとめていたのに、なんでわたしにはこんなに難しいの?!と壁にぶち当たったjapotinaでした。
もちろん男性リーダーと女性リーダーという周囲の対応の差や、年齢の差もあるのでしょうが(メンバーには年上もずいぶんいた)、それにしてもjapotinaの力では収拾できず大変でした・・⚡⚡
岡田さんが率いる打ち合わせやミーティングは本当に「すごい」んです。
japotinaはこっそり「岡田マジック」と呼んでいましたw
最初は好き勝手しているメンバーが、次第に建設的な意見を交わし、最終的には、ミーティング開始時には予想だにしなかった素晴らしいアイデアや結論にいたり、みんな納得&満足して終了!
・・というミーティングなんです。しかも毎回。
マジックというか、もはや奇跡に感じますww
岡田さんと一度でもミーティングしたことがある方は、きっと思わずこの本を買っちゃいます。
岡田マジックの正体が知れるなら1,400円なんて安いものだ、と・・!
ずいぶん個人的な話になっちゃいましたが、
以前に紹介した堀江氏の『多動力』では、とことん生産性や効率化を追求するので、会議やミーティングの時間をできる限り短くすることに注力されています。
・・が!
本書では逆です。
なんと、ミーティング中の雑談が良しとされる。
雑談ってくせものじゃないですか??
japotinaは苦手です。
日常生活における雑談はOKなのですが、打ち合わせ中の雑談・・
その場にいると、イライラしちゃうこともありました。
だからこそ、目から鱗でした。


他にもブレイクスルーを行うための打ち合わせ(本書では、会議とは区別しています)のポイントやルール、また仕組みが解説されています。
japotinaのお気に入りルールは、アイデアを壁や紙に書き出すことで、『壁にあるアイデアは、参加メンバーの中で無意識に「個人のもの」から「みんなのもの」という位置づけに変わりやすくなる』という箇所!
たしかに言われてみたら、わからなくもない!
良いアイデアにせよ、いまいちなアイデアにせよ、口頭だけだと、アイデアって言った人の「個人のもの」って意識が強く、周りは批判しづらい。まるで本人を批判している気がしちゃうから・・
それを壁や紙に書き出すことで、中立的で客観的な「みんなのアイデア」と受け入れられやすい。
その方が、アイデアにより磨きがかかる。
しかも大きなボードや紙に大きな文字で書いた方が、発想も大きく広がっていきやすいんだとか・・!
ちなみに博報堂本社にjapotinaもなんどもミーティングのためにお邪魔したのですが、本書でも書かれているように、本当にミーティングルームの四方の壁すべてがホワイトボードです。しかもミーティングルームが無数にある。
この本が出版されるように、社全体がミーティングに命かけてるのだな、と社内に足を踏み入れるとひしひしと伝わってきます。
ということで、評価は・・!
まさかの星4.5!
もう一度読みたいので、ほぼ星5つなのですが、多少中だるみというか、ぐんぐん引き込まれて止まらない!感はなかったので、4.5、ということで!
★★★★★:超おすすめ!私ももう一度!
★★★★☆:読むべし!
★★★☆☆:時間あるならおすすめ
★★☆☆☆:モノ好きなら読めば?
★☆☆☆☆:読まないで!!