
久しぶりのブックレビュー!
最近、実用書もしくはビジネス本ばかり読んでいるので、もう少し小説っぽい話を読みたくなり、でもやっぱりわたしはフィクションよりもノンフィクション派だなぁ・・と、そんなときにたまたま発見した本のご紹介です。
川内有緒氏の『パリの国連で夢を食う。』
国連の某機関のパリ本部で働きながら、著者のパリ生活を描いたエッセー。
ちょうど今のjapotinaと同じ31才のときに、手にした国連の某機関での仕事。
筆者は驚きつつも、転職し、パリへ引っ越す。
国連機関で出会う様々な国籍の同僚たち。
パリ市内で出会う個性的なアーティストたち。
そして、ひょんな縁で出会う日本人男性。
など、登場する人々がとにかく個性豊か!
もしわたしがいま日本にいたら「やっぱり海外いきたい!」と、きっとウズウズしちゃっていただろうなぁ、なんて思いながら読みました。
パリ生活の大変さと、同時に楽しさを味わうことができ、楽しく読めました。
あと、筆者の周りに溶け込む能力や、適応力、そして愛され力が、すごい!!
これは、男性女性に限らず、グローバルに活躍したい方には、勉強になります。
また、文体はとても自然で、さらさらと読み進められます。
わたしは好きでした❤
読み終えたときには、爽やかな風が吹き抜けます🌿
さてところで、
筆者は日本大学芸術学部を卒業後(当時は映画監督になりたかったんだとか)、アメリカの大学院(ジョージタウン)へ進学し、修士を取得。その後、アメリカと日本でコンサルタントとして働き、31才で国連の某教育機関の本部へ転職します。
そこで本部での仕事の様子も描いていて、国連に興味があるjapotinaとしては、興味深く拝読しました。
ご本人は『ここに描かれているものをそのまま国連だと思わないで欲しい』とお断りされていますが、広告や宣伝等で、「国連のリアル?!」のように扱われているのが残念です。
国連の教育関係に関心があるものとしては、本では明記されていない筆者の勤め先が、すぐに国連のどの機関かわかります。UNSですね。
そして、そこの本部で各国の報告書を取りまとめるのが筆者の仕事。
フロントではなく、いわゆるバックオフィス。
なので、比較的のんびりまったりしている部門になります。
というのも、japotinaの知り合いで別の国連機関でバリバリ働かれている方々は、ずいぶん違う勤務スタイルだからです。
もちろん大きな官僚的な組織という葛藤はみんなあるものの、現場で汗を拭いながら働いてる方たちになんだか申し訳なくなりました。
筆者もそのことは、何度か説明はされているのですが・・
この本は、パリでのグローバルなOL生活をのぞいてみたい!という方に、ピッタリです😊
パリ生活がリアルに体感できます💙❤
ということで、評価は・・
星3つ!
気分転換に、ノンフィクションな海外生活の小説もしくはエッセーが読みたいときに、おすすめです👍✨
<参考>
★★★★★:超おすすめ!私ももう一度!
★★★★☆:読むべし!
★★★☆☆:時間あるならおすすめ
★★☆☆☆:モノ好きなら読めば?
★☆☆☆☆:読まないで!!