クスコの由来【ペルー神話】

南米でiPhoneやスマホが強盗に狙われる理由

robber header

japotina
オラ!ペルー在住のjapotina(@UnaJapotina)です。

 

ペルー生活を謳歌しているjapotinaではありますが、ペルーもやはり南米。

 

盗難事件、多いです。

南米の強盗と日本人

japotinaは幸いまだ被害にあったことはありませんが、日本人観光客が盗難にあっただとか、バスで足元に置いてあったカバンがまるまる無くなっただとかちょくちょく海外在住者向けの外務省メールシステムからメールが届きます。

 

旅行に行かれる方もその期間中や期間前後は登録をおすすめ👍✨

 

今日もスペイン語クラスのクラスメートから、わたしたちが通う語学学校近辺でタクシーに乗った若い学生たちが、タクシーの運転手に突然銃を見せられ、スマホを渡せと脅されたと聞きました・・

 

ひー

 

同じ盗難でも、スリなら自分がこわい思いしないのに(気づかないから)、強盗は想像しただけでゾッとしますよね・・

 

しかも相手が何を言っているかわからなかったら・・

 

ひーーー

 

 

でも、

お財布を落としても中身が入ったまま戻ってくるという伝説の島国ハポン出身のわたしたちが、危機意識に欠如しているのも事実です。

  • 貴重品が入っているバッグは建物内(カフェやレストラン等)でも常に肌身離さず!特に人が多いところは細心の注意を。
  • トイレで用を足す時だってカバンは絶対に壁にかけない&床に置かない。めんどくさいけど、必ず持っておく。
  • 車に乗るときは、必ずドアロック&窓を閉める&窓側でスマホをいじらない。
  • 荷物が少ないならハンドバッグを使わない。
    (ハンドバッグは「ここに財布も携帯も全部入っている」と教えているのと一緒。ペルーでは女性もハンドバッグを使わず、必要最低限のお金をポッケに入れるだけだったり、スマホはジーンズと下着の間に挟み、上から服で覆い隠すのが一般的)
  • どんなに写真を撮りたくても、混雑したところでは絶対にカメラやスマホを取り出さない。

など、細かい点は簡単にこんな感じですが、気をつけポイントってぶっちゃけキリがないです。

もう意識を変えるしかない。

 

と、偉そうに語っているjapotinaもついつい平和グセがでちゃい(自分では完全無意識)よく彼に指摘されてます。

japotina
(心の声)
車の窓側でスマホを使わないとか、カバンを窓側に置かないとか意識したことないもん!ってか、それが危険だなんて考えたこともないしっ😖

 

ペルー人な彼ですら、ものすごい気を使ってます。

 

彼に限らず、彼の家族も。

 

彼の家族の出身はリマではないため、リマは「危険なところ」という印象が今でもあるらしく、ものすごくものすごく心配性です。

まして明らかに日本人で、スペイン語の話せないjapotinaのことを、みんな細心の注意を払います。

旅行で短期でペルーに遊びに来ていた時も、ハンドバッグを持ってメルカドに行こうとすると静止させられ、外に出る度に「パスポートは持っていくな」「財布は置いてけ」「携帯はズボンと下着の間に」って毎回毎回確認のレクチャー受けていました。

 

今も自主的に、外出時には極力スマホを使わないようにしています。

本当はもっともっと撮りたい写真やビデオがあるのになぁ〜。

これでも我慢しているんです。

まぁ、もちろん比較的安全な地域ってのもあるので、その辺では普通に歩きスマホしている人もいますが。japotinaも最近は慣れてきて、取り出すこと多し ←これを油断という

sponsored link


スマホが狙われるワケ

それにしても。

 

なんで南米では、こんなにもiPhoneやスマホが現金以上に狙われるのでしょう・・?

Alex holyoake 157976

 

それは、ズバリ「高い」から!

 

しかも、「高い」と言っても、「日本で買うiPhone」とは訳が違います。

というのも、そもそも中南米諸国は日本よりも物価が格段に安い。

ペルーもずいぶんと物価が安い方です。

大げさに説明すると、ペルーでは日本の100円で、500mlの水のペットボトルが約3本買えます。

 

つまり、日本人にとっての100円が、ペルー人にとっては300円程度の価値がある。要は3倍分に感じるんです。

 

ということは、約7万円のiPhoneは、ペルー人にとっては20〜21万円くらいに感じるんです。

 

機種本体が20万円だとしたら、日本でだってiPhoneの所持率が格段に下がると思いません?

 

ましてや国の平均月収が日本円で5万ちょいの国ですよ・・?

 

 

加えて。

 

 

ここでさらなるダメージを与えるのは、関税。

ペルーをはじめ、南米諸国では多いですが、輸入品に対する関税がかなり高い!

 

元々高級品のiPhoneをペルーで買おうとすると、日本円で5万円くらい値上がりするんです!日本円の5万っていうのは、ペルー人にとって15万円分くらいに感じるから・・

20万に感じるiPhoneに関税を加えると、35万円分の価値になる!

 

3、35万?!

 

繰り返しますが、国の平均月収が日本円で5万ちょいの国ですよ・・?

 

 

そして。

 

 

日本でも最近は格安simとか増えてきてますが、携帯電話の月々の支払い料金って本来はそんなに高くないものなんです。

 

それはペルーも一緒。

 

月々、日本円で1,000円も払えばかなり高額プラン。スマホ契約は比較的お手軽に誰でもできちゃいます。

 

つまり、超超高級品iPhoneのハードは買えないけど、ハードを一旦手に入れちゃえば、使うのに月々の支払いはそんなにお金がかからない。

もしくはシンプルに、盗んだiPhoneを市場に売りに出せば、ものすごい現金収入になる。

 

 

だんだん腑に落ちてきたのではないでしょうか・・?

iPhoneやスマホが狙われる理由。

 

sponsored link



身を守るなら・・

 

最後に、大事なことを。

 

 

もし万が一、

ショッキングにも、強盗に狙われ、脅されたら・・?

 

 

とにかく、とにかく、第一に言われたがままに物品や金銭を渡す!!!

 

 

もうここは固執しちゃダメ!

お気に入りの写真が入ってても、大事なメモが入ってても、スマホを差し出す!!!!

この後の旅行がどうなるかわからなくても、財布を渡す!!!!!

 

犯人がひとりに思えても、少し離れたところでグルが待機している場合もあります。

ここで奪い返そうとしたりすると、撃たれたり、リンチにあったり、と命の危険が伴います。

 

まずは身の安全を最優先してください。

強盗にあったら抵抗せずに差し出す、というのはペルー人や南米で暮らす人にとっては当たり前の知識です。

 

2016年11月に南米コロンビアで、旅行中の日本人学生が殺害されたのは記憶に新しいところ。

このショッキングな事件の発端はiPhoneとiPadの強盗でした。

 

奪って逃走した犯人ふたり組を追い、追いつきかけたところで犯人の仲間が現れ、発砲。

 

ほんとうに悲しい事件ですが、この学生さんが犯人を追わなかったら・・と思わずにはいられません。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 

 

以上、中南米に旅行に行かれる方にはぜひ参考にしてもらえたら幸いです。

 

・・と、なんだかずいぶん怖い印象を与えちゃいましたが、少なくともペルーはずいぶん落ち着いているし、japotinaも危険な目に合うこともなく、こうして日々のびのびと楽しく充実したリマライフを送っております😎☀

vivaラティーノ!

 

  ¡chao!

4 COMMENTS

ラウル

海外では現金は持ち歩かない。高い物は身につけない!
のが良いのかもしれませんね!

返信する
japotina

ラウルさん、コメントありがとうございます!まさしくです。自分たちの当たり前のものが海外だと高級品として認識されていることもありますもんね。お互い気をつけましょう!

返信する
匿名

はじめまして!とても読みやすく興味深い記事でした。
iPhone、Androidなどは2016年辺りからは、盗難ロックがかかっいて解除が非常に困難というのが日本だと浸透してきているのですが、ペルーでは未だに盗難の発生などは日常的にあるのでしょうか?
もしくは専門の特殊な解除業者などが出待っているのでしょうか

返信する
japotina

コメントありがとうございます!私もそう認識していたのですが、南米(少なくともペルー)では、関係なくまだまだ盗難が続いています。どうやっているのか分かりませんが、ロック解除をする業者があるそうです(強制初期化とかかもしれませんが)。実は昨年、夫のいとこのスマートフォンがやはり盗まれたのですが、通話中に盗まれたため、ロックかかる前に継続使用したようで、携帯内のデリバリーアプリ(クレジットカード登録済み)で2つのアイフォンを新規購入されるという事件がありました。幸いいとこは銀行の保険(日本では聞いたことないのですが、南米にはある)に入っていたので、使用された金額は戻ってきたのですが・・。でも、もちろん盗まれたスマートフォンは戻ってきませんでした。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です