クスコの由来【ペルー神話】

7月5日はベネズエラの独立記念日。ペルーでべネズエラについて考えてみる。

venezuela flag

japotina
オラ!ペルー在住のjapotina(@UnaJapotina)です。

昨日、7月5日はベネズエラの独立記念日でした。この機会にベネズエラについて考えてみました。

7月4日のアメリカ独立記念日は有名ですよね。私が通うスペイン語学校までも休みになったほど。

まぁ、私のスペイン語学校は母体が英語学校で、特にアメリカ英語(イギリス英語ではなくてね)に力を入れており、アメリカの教育機関とも連携しているからなんだけど。

さておき、今回はベネズエラについて。

1.ベネズエラ人とペルー

日本人
ベネズエラって最近よくニュースで聞くし、なにやら大変そうみたいね

ってのが一般的な日本人の印象かと思います。

かくいうjapotinaも最近まで詳しくはよく理解していませんでした。

というのも、ペルーにきて、ベネズエラ人の友人がたくさんできたから。

ペルーの現政権(PPK大統領)になってから、ペルーはベネズエラ人に門戸を広げ、2016年12月以前にペルーへ入国したベネズエラ人であればペルーへの永住権が付与されます。今では5,000人以上がその恩恵を受けています。

2018/8/29追記
残念ながら、PPK大統領は汚職告発を受け、2018年3月23日に辞職しました

 

さて、実は、japotinaはペルーで教育系スタートアップを開始しました。
その活動についてはもう少し形ができあがってからこのブログでも報告できたらと思っています。今はまだ組織のネーミングであーでもないこーでもないとガヤガヤやってますw

そして、その事業パートナーは、ペルーへ移民したベネズエラ人の友人です。

正確には、彼女のご主人はペルー人なのでペルーに住むには配偶者ビザでいいのだけど、健康保険等のメリットがあることから現政権の政策をつかって、移民としてペルー永住権を得たんだそう。

しかも彼女はスペイン語オンリーなので、スペイン語であーだこーだやってるわけです。

どうりでわたしのスペイン語力がここ最近ぐんぐん伸びてるわけだ・・

もちろんgoogle翻訳様様なんですけどねww

2.ベネズエラ料理:アレパ

さておき、以前彼女がjapotinaとjapotinaの彼を夕食に招待してくれたことがありました!

お宅にうかがったら・・

 

じゃーーーん

Arepa

手作りベネズエラ料理をごちそうしてくれました〜!!美味しかったぁ!

ベネズエラ名物arepa(アレパ)です!

右側のパンケーキのような丸くて薄いトウモロコシ粉パンがアレパ。アレパにいろんな食材を挟んで食べるのがベネズエラ流!

わたしたちは真ん中のお肉carne mechada(カルネ・メチャーダ)を挟み、ガーリックソースやハーブをふんだんに使った緑マヨネーズをかけていただきました。

japotina
¡Qué rico!

周りにあるのはベネズエラン・エンパナーダ
これも中身がペルーとは違って、食べ応えありました!ブラジルのエンパナーダより美味しかったなw

写真には撮り損ねましたが、他にもたくさん手料理を振舞ってくれたのでした。

japotina
ごちそうさま!

ちなみにこのアレパは、最近よくリマでもベネズエラ人が路上で売っています。買うのもベネズエラ人が多いけどねw

3.ベネズエラについて

さて、ここからはまじめな話。

まず、ベネズエラは南米の北側に位置し、カリブ海に面しています。
Venezuela Google Maps
キューバを旅したことがあるjapotinaとしては、カリブ海の美しさを知っているので、ベネズエラの海岸もきっと素敵なんだろうなぁと思いを馳せてみたり。

ベネズエラは天然資源にとても恵まれており、なんと原油埋蔵量が世界一。本来はお金持ちの国なんです。2000年代初頭までは南米屈指の裕福な国でした。

 

それなのに。

全ては1999年に誕生した故チャベス前大統領が目指した『21世紀の社会主義』構想からはじまった。

 

表向きには、貧困層の医療を無料化したり、貧困地域の教育改革に注力したり、農場主より農民が得する農地改革などを行う。貧困層から熱烈に支持された。

しかし、

裏では、大統領の権限を強め、大統領の任期を6年から7年まで延長したり、大統領の再選を無期限で認めるよう憲法改正したりとやりたい放題。しかも石油産業をはじめとする国内の重要な生産整備もすべて国営化してしまった。

国営化された事業は、未熟な経営により、生産性が急下落。それによって日常品の物資不足に陥る。ベネズエラではトイレットペーパーが入手できない(売っていない)のはよく聞く話。

 

物資不足の次に起こるのは、インフレーション

要はあれですね、お金持ちはどれだけ払ってもいいから食べ物や生活必需品を買っていくわけです。そうすると売る側も生産する側もどんどん値上げしていく。だって儲かるんだもん。

おかげでベネズエラは超インフレに陥り、人々の生活がままならなくなっていくのです・・

 

加えて、世界的な原油価格安により、石油産業に頼っていたベネズエラ経済はますます窮地に追いやられていく・・

そんな中、チャベス大統領が2013年にガンにより死去。14年続いた政権に幕を閉じます。

 

政権を引き継いだのは、カリスマ性に劣るマドゥロ現大統領。

このとき、国民は期待するのです。

ベネズエラ人
新しいおしとやかそうな大統領なら今の苦しい状況を打開してくれるかも・・!!
そして、その期待は見事に裏切られます。

マドゥロ現大統領は前大統領のチャベスより独裁政治を強めていく・・

国民の不満が爆発。←イマココ

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この記事を書こうと思ったきっかけになるビデオがあります。

日本にいるベネズエラ人たちが祖国の独立記念日にアップしたビデオです。6分とちょっと長いですが、日本語・英語字幕つきだし、ぜひご覧ください。

愛あふれるベネズエラ人の国民性を知っているjapotinaとしては、胸が締め付けられます・・。

ベネズエラ人ってとっても優しくてcariño(カリーニョ・愛情)いっぱいの人たちなんです。

4.ベネズエラのスペイン語

ベネズエラに行ったことがあるわけではないので、ベネズエラのスペイン語について大したことは書けないのですが💦

ベネズエラ人のスペイン語はコロンビアやカリブ海のスペイン語と似ていているそう。アクセントがニュートラルなペルーのスペイン語とは違うようです。(japotinaはまだアクセントの違いを聞き取れるほどのスペイン語力はないです😭)

mi amor

ただ、決定的に違うこと。

それはシャイなペルー人と比べて、ベネズエラ人はmi amor(ミ・アモール/私の愛する人)を連発します。

えぇ、イタリア語でいう長友選手の『ぼくのアモーレ』のスペイン語バージョンっす。

日本人
あれ?ペルー人も愛しい人にはよくつかうんじゃないの?

たしかにペルー人もつかいますが、ベネズエラはそれともまた違うんです。

ベネズエラ人は家族や恋人はもちろんのこと、パン屋のおじちゃんやレジのおばちゃんにまでmi amor, mi amor

日本人
パン屋のおっちゃんにまで!?

japotinaもそのエピソードをはじめて聞いたときは驚きました。

だってペルーは恋人同士でもmi amorは相当仲良くなってから。軽い付き合いのときは言いません。

なので、ペルー人ご主人は、ベネズエラ人の奥さんに

ペルー人旦那
頼むからぼくと娘以外にはmi amorを使わないで!!
とお願いしたというww

いや、ペルーにいたらそうなるわなw

 

そんな愛にあふれたベネズエラ

一日も早く平穏な日々が訪れますように。

ベネズエラ人が祖国に胸を張って帰られる日がやってきますように。

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ペルーより愛を込めて・・

  ¡chao!

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